消灯時間です

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遠征さんぽ【夏の金沢編④終】

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金沢最終日。楽しい時間はあっという間に過ぎ去る。
この日は午後の飛行機の時間まで少し時間があったので、午前中だけ市内観光に出かけることに。

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まずは初日にざっと歩いて通っただけの長町を再び訪れ、武家屋敷跡に行ってみることにした。この日は時間節約のためタクシーで移動。金沢駅から10分ぐらい。料金は約1000円でした。

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時間はまだ朝の9時を過ぎたばかり。朝一の静かな空気のなかでの観光をという淡い期待を抱いていた私だったが、いったい何グループあるのか、怒涛のごとく押し寄せてくるイタリア人観光客の団体さまとみごとかちあってしまい

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国内にいながらにして屋敷の中、完全アウェー状態。二階の小さな茶室は陽気なシチリアの家族みたいな人たちにほぼ占拠されてしまっていて、思わずその空気に気圧され中に入っていけず。うぅぅぅぅ大和魂見せられなかった・・・。くやしい笑。
日本の観光地の風景はここ数年でほんと劇的に変わった。

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というわけで二階はあきらめて、一階の縁側でしばし鯉に癒されあと、屋敷を出ました。

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それにしても金沢はヨーロッパ系の観光客が圧倒的に多い印象。前日、兼六園の東屋で居合わせてともに暑さに伸びてたファミリーはドイツ語っぽい言葉を話してたし、この日の朝、駅前であやうく巨大バックパックがぶつかりそうになって、あわててごめんなさいしてくれた人たちはフランス人だった。東京近辺ではまだまだ主流な印象のアジア系の観光客はあまり見かけなかったし、意外にも英語を話す人たちにもあまり遭わなかった。なぜかヨーロッパ人を魅了する金沢。


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この日も猛烈な暑さ。しばし水辺で涼をとり・・・

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タクシーの運転手さんが「長町いちばんの見どころです」と教えてくれた「長町二の橋」に行く。ここからの道がいいという。

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なるほどたしかに。江戸時代にタイプスリップしたような、情緒あふれる粋な小道が続きます。このままずっと歩いていくと香林坊の方に抜けられます。 

www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp

 

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さて、最後は香林坊の近くにある尾山神社へ。「利家とまつ」をお祀りしているそうな。
和洋折衷のめずらしい趣きの神社です。
ステンドグラスが入った洋風な山門にばかり気をとられて肝心の本殿をカメラにおさめるのを忘れてしまったが、本殿は純和風だった。

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敷地は広く、庭園内には利家公の銅像もある。
よくよく見るとこの銅像もゴリゴリの日本の戦国武将というよりは、どこか西洋のナイトっぽくも見える。前田利家もまた信長みたいに南蛮文化に傾倒していた人だったのかしら・・・?考えたら金沢のことをなんにもよく知らないまま来てしまった。やっぱり旅には予習が大事だと、天高く槍を突き上げる勇ましい利家公を見上げながら実感。

www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp

というわけで駆け足でめぐった3日間。ひととおり主要な観光地はまわれたが、肝心なところを見落としてるような・・・。そもそも混んでて入れなかった場所もあるし・・・。これはまたいつか金沢に来てみなくては。でも今度来るときはできればあまり混んでない時期に来たい!けどいまや国際色豊かな一大観光地となった金沢にオフシーズンなどあるのだろうか・・・(私が21世紀美術館に入れる日は来るのだろうか・・・)

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おみやげはきんつばにしました。

さて気がつけば秋はどんどん深まって、今日などはもう暖房を入れたいほどの外気温。
そんなときに、こんな季節外れの話題におつきあいくださりありがとうございました。
最後までお読みくださった方には心から感謝いたします。