消灯時間です

消灯時間です

今日のアドリブ 気ままに書きます

横浜プチさんぽ【山手、元町・中華街界隈】

f:id:didoodah:20181122103802j:plain

さて、この日は「朝さんぽ」ということで、少し早起きして、朝もやの気配まだ残る神奈川・横浜の山手・元町エリアまで出かけてみた。


日頃の喧噪を忘れたい!と思っている方がいらしたら、
お時間が許すようであればぜひ一度、この界隈に平日の朝にお出かけになることをおすすめしたい。なんたって・・・

f:id:didoodah:20181123112145j:plain

めちゃめちゃ静かなんだもの!
いつも観光客で賑わっているイメージの山手のメインストリートに人がいない。
新雪に一番乗りに足を踏み入れたような気分であった。

f:id:didoodah:20181123122025j:plain

ただ、坂に次ぐ坂で足に来るが。

f:id:didoodah:20181123121531j:plain

さらには、ちょっと早く来過ぎてしまって、お店や西洋館などの見どころなんかがまだどこも開いてなかったというオチつきだが。どうりで人が歩いてないはずだわね。
(いろいろ見てまわるには、早くとも朝9時30分以降に訪れるのがよいようです・・・)

しかしながら、まるで異国にでも足を踏み入れたような雰囲気で、ただぶらぶら歩いているだけでも退屈しないこの界隈。目の保養にと瀟洒な邸宅が立ち並ぶ住宅街を散策していたら、先日、沢田研二がコンサートドタキャン騒動の謝罪会見をしていた場所に行き当たった。こんなところにマスコミが押し寄せていたとはにわかに信じられないぐらい静かでこじんまりとした場所だった。


そういえばひさびさにTVで見たジュリーは、ブリキのおもちゃ博物館の看板犬・ロビー君みたいになってたな。あの風貌はひょっとしてご近所だからインスパイアされたんと違うか?違うな。

f:id:didoodah:20181128095552j:plain
(2017年訪問時@横浜ブリキのおもちゃ博物館 / 撮影:わたし(筆者)の身内)

今回はお目にかかれず残念。

f:id:didoodah:20181126111804j:plain

 さて、山手の住宅街をぐるりと歩き回った後は、港の見える丘公園へ。

 

f:id:didoodah:20181126130405j:plain

展望台から横浜港の景色を望む。
山手の住宅街をぐるぐる回っているうちに時はすでに朝10時をまわっており、公園は、花の撮影会に興じるシニアたちや、朝デートを楽しむカップルなどでにわかに活気づき始めていた。

f:id:didoodah:20181126143915j:plain

公園の一角にある「フランス山」と歩を進める。昔来たときには、雑然としたただの山で、名前のわりにはといささかがっかりしたような記憶があるのだが、久々に来てみたらきれいな公園に生まれ変わっていた。もう少し紅葉が進めばより雰囲気のある場所になりそうだ。近くの保育園の子どもたちが木の実ひろいをしていた。子どもの頃の思い出がフランス山で木の実ひろいとは。ハマの子どもたちはシャレている。

f:id:didoodah:20181126153811j:plain

こちらはフランス山内にある風車のレプリカ。昔この場所にフランスの領事館があったことを偲ばせる記念モニュメントとして作られたものらしい。明治の頃くらいまでは本物の風車があって、井戸水を汲み上げるのに使っていたそう。

f:id:didoodah:20181126162641j:plain

山手散策を楽しんだ後は、元町経由で中華街へとやってきた。
週末は混雑していてなかなか足が向かないが、平日はほどよくにぎわっていてちょうどいい。

f:id:didoodah:20181129144134j:plain

午前11時。少し早いが、四川料理のお店、福満園 本店さんでお昼にすることに。
休日の醍醐味、背徳の午前ビールとともに、お店のウリらしい麻婆豆腐をいただく。山椒がばっちり効いていておいしかった。

f:id:didoodah:20181129144205j:plain

こちらもこのお店の名物メニューだという黒チャーハン。香ばしい味わいでなかなかの美味。何かの味に似てるのだけど、何だろう?思い出せない・・・。

f:id:didoodah:20181129180152j:plain

さて、お腹も満たしたところで、この日の散歩もいよいよ終盤。
最後は関内から伊勢佐木町方面に出て、帰りの駅を目指しながら横浜大通り公園の中を歩く。全長1.2キロぐらいある細長い公園だ。開放的でなかなか良さげな公園なのだが、さほど離れていないところに風俗街やドヤ街なんかがあるせいか、なんとなくいけないところに来ちまった感がほんのり漂う場所でもある。横浜という街は、特に桜木町や関内なんかは、駅をはさんで海側と陸側で全く別な顔になるのがおもしろい。こんなに狭い範囲で社会の陰と陽を一気に体感できる場所もなかなかめずらしいのではないかと思う。
またゆっくりと散策に来てみよう。おつかれさまでした。

東京さんぽ【大井ふ頭界隈】

f:id:didoodah:20181031213523j:plain

ひさびさにウォーキングを再開。今回は東京・大井ふ頭界隈を散策。
予想以上に緑にあふれた場所でございました

 

f:id:didoodah:20181101110609j:plain

午前10時50分。大井競馬場付近のショッピングモールで遅めの朝食をすませ、いざ出発。競馬場を背に、海の方向をめざして歩きます。

f:id:didoodah:20181101170724j:plain

ほどなくして東京モノレール大井競馬場駅の前を通過。牧場の中にありそうなかわいらしい駅舎。

f:id:didoodah:20181103081427j:plain



その後、勝島橋を渡って運河を越え

 
f:id:didoodah:20181103081623j:plain

 
 

最初の目的地である
大井ふ頭中央海浜公園」へ向かいます。
 

f:id:didoodah:20181103221617j:plain

公園内へ足を踏み入れるなりいきなり樹木のトンネルが現れました。まさに「都会の森」といった風情です。


f:id:didoodah:20181105130823j:plain

木立の道を抜けるとテニスコートや野球場などさまざまなスポーツ施設が並ぶ場所へ出ました。「スポーツの森」というエリアのようです。野球場だけでも6面あるとのこと。

f:id:didoodah:20181105130921j:plain

こちらはドックラン。なんとなく日本離れした雰囲気があります。平日なせいか犬はそれほど走ってませんでしたが、お年寄りたちがのんびり日なたぼっこを楽しんでおられました。

f:id:didoodah:20181105135707j:plain

ドックランを過ぎると再び緑深き道。後ろ手を組んで散歩するベートーベンとすれ違いそうな雰囲気ですわ・・・。

f:id:didoodah:20181105141105j:plain

そして道を抜けたところに今度はこんもりと小さな森が!もはやどこにいるのかわかりません。ここはほんとうにコンクリートジャングルTOKYOなのか⁉

f:id:didoodah:20181108103808j:plain



・・・と森の反対側に目を移せば、やはりそこはまぎれもなく東京なのでした。
なんかほっとしたような、現実に引き戻されたような・・・。

 

f:id:didoodah:20181105141138j:plain


 
 さきほどの緑の一画は「せせらぎの森」というエリアらしく、あえて手つかずの原っぱの状態を保つことで、昆虫たちが住みやすい環境をつくっているようです。


 

f:id:didoodah:20181105175301j:plain

いろいろびっくりさせられたところで、いったん緑豊かな海浜公園を後にし、大型トラックがびゅんびゅん行き交う忙しい道を15分ほど歩いて、次の目的地「東京港野鳥公園」に向かいます。

f:id:didoodah:20181108202638j:plain

こちらの施設は有料。受付で入園手続きをすませて中に入ると、美しい芝生の広場がひろがっていました。


f:id:didoodah:20181108203612j:plain

西洋風なあずまやもあり、ヨーロッパの田舎のような雰囲気。コワモテの大型トラックがばんばん行き交う殺伐とした公園の外とはまるで別世界のような趣きです。

f:id:didoodah:20181108210350j:plain


広場を後にし、さらに奥へとすすみます。
園内に架かる橋を渡る。とにかく敷地が広い!

f:id:didoodah:20181109090615j:plain

橋を渡り切ると、いよいよ野鳥の世界に突入です。

f:id:didoodah:20181109140602j:plain

それにしても、先ほどの海浜公園にもましてとても大都会・東京とは思えない光景。
しかしよくよく聞いたらこの辺りは元々海だったのだそう。埋立地にした後、自然発生的にこの緑の風景ができあがったんだとか。驚き。

f:id:didoodah:20181109103717j:plain

 そうこうしているうちに野鳥の観察ポイントに着きました。

f:id:didoodah:20181109111256j:plain

 バードウォッチングに夢中になるの図

f:id:didoodah:20181109112018j:plain
f:id:didoodah:20181109111339j:plain
f:id:didoodah:20181109111315j:plain
f:id:didoodah:20181109111423j:plain

 
観察ポイントは敷地内のいたるところにあり、野鳥や水辺の生物(カニなど)の観察が楽しめるようになっています。ただ、かなりデカいハチがぶんぶん飛んでいて少々コワいものがありました。「ネイチャーセンター」という屋内施設では室内からも観察が可能で、こちらは休憩ポイントとしても最適。シニア世代の方々が和気あいあいとお弁当を楽しんだり、世間話に花を咲かせておられました。

f:id:didoodah:20181109114217j:plain

ここには約120種類の野鳥がいるんだとか。時季などによって違うのかもしれませんが、
基本的にはカモなどの小さな水鳥が多い印象。

f:id:didoodah:20181109115139j:plain

願わくば大空を勇壮に飛び回る猛禽類系の鳥を見てみたかったのですが、残念ながらこの日は遇えず。でも思いがけなく心の澱が取れていくような、気持ちの良い場所でありました。

f:id:didoodah:20181109122757j:plain

さて、野鳥の世界を一通り見てまわったあとは、いったん入口まで戻り、こんどは反対側にある「自然生態園」へ。こちらは里山を再現している場所とのこと。

f:id:didoodah:20181109123057j:plain
f:id:didoodah:20181109123110j:plain
f:id:didoodah:20181109123250j:plain
f:id:didoodah:20181109123302j:plain

中には田んぼや畑などがあり、プチ農村といった雰囲気。工作などが楽しめる施設もあって、週末などにはさまざまなイベントが催されているようです。

f:id:didoodah:20181109153320j:plain


野鳥公園を出た後、再び海浜公園へ。
帰りは運河沿いの「なぎさの森」にルートをとり、スタート地点方向へと引き返します。
 

 

f:id:didoodah:20181109163221j:plain

さて、散歩を楽しんだあとは競馬へ!この日はちょうどレースの開催日。
14時すぎの開門時刻に合わせ大井競馬場へ入場します。2年ぶりの生観戦です。

f:id:didoodah:20181109154919j:plain



私は馬名を見るのが大好き。
私が勝手に選んだこの日のナイス馬名大賞はその名もシガーヲスウオトコ!名前がおもしろくて迷わず買ってみましたが、惜しくも3着に終わりました。

 

f:id:didoodah:20181109161947j:plain

この日は8レースを観戦したものの、あえなく全敗。直感買いがみごとにハズレまくりました。

f:id:didoodah:20181109180625j:plain

まだ夜というには早い時間でしたが、競馬場を出る頃にはすっかり夜の気配。
我々と入れ違いに、会社帰りと思しきサラリーマンやOLさんたちがどしどしやってきました。この日はトゥインクルレース。大井の夜はまだまだこれからのようです。

f:id:didoodah:20181109183429j:plain

勝ち金で豪華ディナー!の目論見は、まさかのダークホースの活躍に阻まれあと一歩のところで露と消えましたが、思いがけなく都会のオアシスのような場所で満足な一日となりました。おとなしくうちに帰って「家呑み」で一杯やりましょう!おつかれさまでした。

【今回のさんぽメモ】
〇訪れた主な場所:大井ふ頭中央海浜公園東京港野鳥公園大井競馬場(東京)
〇実施日:2018年10月下旬(天気:快晴 気温21℃)
〇歩行距離:約12キロ 
〇所用時間:約3時間弱(競馬観戦は除く)
〇HP消耗度:★★(第3レースあたりで眠気来ました)

〇感じたこと:大井は意外に楽しめる!

Jリーグ初観戦【横浜・ニッパツ三ッ沢球技場】

f:id:didoodah:20181024203908j:plain

野球とサッカーどちらが好きかと問われれば、迷わず「やきゅう!」と答える私なのだが、先日、縁あってJリーグの試合を見に行くことに。
Jリーグが発足してから今年でもう25年とのことだが、考えてみたら生でプロサッカーの試合を見るのは初めて。遅いデビューとなりました。

f:id:didoodah:20181024213031j:plain

というわけで、試合会場である神奈川県・横浜市ニッパツ三ッ沢球技場へ。
J2リーグの「横浜FC VS 大宮アルディージャ」の試合を観戦します。
三ッ沢公園の周辺はときどき車で通ることはあるのだが、中にこんなきれいなサッカー場があるとは知らなかった。芝の緑がまぶしい。

f:id:didoodah:20181025104310j:plain

こちらの球技場は横浜FCの本拠地ということだが、今回はアウェイ側、大宮アルディージャ席に座って観戦。
売店などが立ち並びワイワイにぎやかなホーム側とはエライ違いの「なにもこんなに差をつけんでも」というぐらい疎外感にあふれたアウェイ側の入場口には正直驚いたが(これが "アウェイの洗礼” というやつなのかしら)、ひとたび中に足を踏み入れると、そんな入口のうら寂しさを忘れさせてくれるほど大宮サポーターの皆さまは熱く盛り上がっていた。

f:id:didoodah:20181025130513j:plain

オレンジで染まるゴール裏席。ホームチームを凌駕するような熱量での応援が続く。
なんでもこの日の試合はJ1昇格に向け、なんとしても勝たねばならない試合なんだとか。それはそれは。通りすがりのような私だけれど、一所懸命応援しなくては!オレンジのTシャツも着せてもらったしな。

f:id:didoodah:20181025161401j:plain

ゲームは後半に入ってまもなく大宮が先制!
得点に沸くスタンド。ところが・・・

f:id:didoodah:20181025162623j:plain

後半30分過ぎ、ついに失点を許してしまい同点に。
その後、何度かチャンスらしき場面が続くもなかなか追加点が入らない。
1点が遠い・・・。

f:id:didoodah:20181025172516j:plain

結局そのまま試合は動かず、1-1の引き分けで終了となった。
なんとなくさびしげな応援席。

f:id:didoodah:20181025182146j:plain

がっくり肩を落とす選手もいたが、でもまだ昇格の希望がついえたわけではないとのこと。残り4試合、厳しい戦いになるそうだが、どうかがんばっていただきたい!

f:id:didoodah:20181025192108j:plain

帰りはぶらぶら歩いて横浜の街へ。三ッ沢から20~30分ほどで横浜駅周辺に着く。坂が多いが散歩にはちょうどいい距離だ。

f:id:didoodah:20181025203056j:plain

見上げればビルの壁にツツゴー。私はベイスターズのファン。
野球の試合にはたびたび足を運んでいるのだけど、サッカーにはサッカーのこれまた良さがあることを今回知った。なんといってもゴール裏席のほぼ90分立ちっぱなし&歌いっぱなしの応援にはほとほと脱帽。野球のように裏表がないんだものね。応援歌(チャント)もメロディアスなものが多く、いろんなチームのものを聴き比べてみたくなった。そして一番良いと思ったのが試合時間が決まっていること。次の行動に移りやすいもの!というわけで、さっそくこの日もまだ日の落ちきらない黄昏時のヨコハマの街へ飲みに繰り出したのであった・・・。

結論。野球でもサッカーでもスポーツを生で見るのは楽しい。良い経験になりました。

秋に聴きたい曲

f:id:didoodah:20180905161424j:plain

秋に聴きたい歌です。ほぼ古い曲ばかりです。邦楽です。
※Prime Music 対象曲の情報は2018年10月現在のものです。 

第七感(セッティエーム・サンス)/ 中森明菜

1982年リリースのアルバム「バリエーション<変奏曲>」収録曲。
秋のパリっぽい。

 

もいちどロマンス~街角物語 / 高橋真梨子

1984年の大ヒットシングル「桃色吐息」のB面曲。アルバム「トライアード」にも収録。
紅葉に色づく外国の街角のイメージ。

もいちどロマンス ~街角物語

もいちどロマンス ~街角物語

  • provided courtesy of iTunes

 

キャンパス街'81 / 久保田早紀

1981年リリースのアルバム「エアメール・スペシャル」収録曲。
詞に「秋」は登場しないがなんとなく秋のにおいがする。いちょう並木のある大学キャンパスの情景が浮かんでくる。

キャンパス街'81

キャンパス街'81

  • 久保田 早紀
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 ※Prime Music 対象曲:キャンパス街'81Amazon

カフェテリア / 森山良子

 1982年リリースのシングル。 抜群の安定感。バタ臭くてイイ。

カフェテリア

カフェテリア

  • 森山 良子
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

初戀 / 斉藤由貴

1985年のシングル曲。文学チックな香り。初恋と言いながらよく聴けばどうやらキャピキャピ初々しい恋を歌ってるわけでもなさそうだ。いかにもこの方らしくていい…。

初戀

初戀

  • provided courtesy of iTunes

 Prime Music対象曲:初戀Amazon

恋人はワイン色 / チャゲ&飛鳥CHAGE and ASKA

1988年リリースのシングル曲。こじゃれた映画をみているような歌。美曲。

恋人はワイン色

恋人はワイン色

  • provided courtesy of iTunes

 

Samba de Tokyo / THE BOOM

1996年のアルバム「TROPICALISM -0°」収録曲。紅葉で黄金色に染まる東京の景色によく似合う曲に思います。実際には曲の前半で晩秋、後半で初夏の頃のそれぞれ東京の情景を歌ってます。

Samba de Tokyo

Samba de Tokyo

  • provided courtesy of iTunes

 Prime Music対象曲:Samba de Tokyo @Amazon

愛燦燦 / 美空ひばり

1986年リリースのシングル曲。秋の木洩れ日のなかで聴きたいのです。

愛燦燦 (あいさんさん)

愛燦燦 (あいさんさん)

  • provided courtesy of iTunes

 Prime Music対象曲:愛燦燦(あいさんさん)Amazon

恋の予感 / 安全地帯

1984年リリースのシングル。JALのハワイキャンペーンのCMソングだった曲。「ハワイ」という言葉の後にまことに言い出しにくいですが、秋の冷たく乾いた風のテイストを感じます…。

恋の予感

恋の予感

  • 安全地帯
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 Prime Music対象曲:恋の予感Amazon

十六夜物語 / 河合奈保子

 1987年リリースのシングル。和の秋。歌上手かったのに。どこいった?

十六夜物語

十六夜物語

  • provided courtesy of iTunes

 Prime Music対象曲:十六夜物語Amazon

後ろ姿 / 柴田淳

2006年のシングル「紅蓮の月」カップリング曲。もう曲がどうこういうより、秋が服着て歩いているような印象の方である。「だいじょうぶだもっと自分に自信をもちな」と背中を押してあげたくなるような内容の歌が多い。でも好きだ。

後ろ姿

後ろ姿

  • 柴田 淳
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

三日月 / 米倉利紀

2016年リリースのアルバム「switch」収録曲。そこはかとない艶を感じます。月がきれいな秋の夜に。

三日月

三日月

  • provided courtesy of iTunes

 Prime Music対象曲:三日月Amazon

ハルとアキ / aiko

2008年リリースのアルバム「秘密」収録曲。なんとなく秋の匂いがする。つい口ずさみたくなる歌なのだが、サビでいつも撃沈する。(難しすぎるってば)

ハルとアキ

ハルとアキ

  • provided courtesy of iTunes

 

LOVE LETTERS / 杏里

1990年のアルバム「MIND CRUSIN」収録曲。かつて夏の終わりに別れた恋人を、数年後、ベージュのコートを羽織るような季節になって偶然街で見かけた時のことを歌ってる曲(ルビーの指輪やんか)だと勝手に妄想しながら聴いている。

LOVE LETTERS

LOVE LETTERS

  • 杏里
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 Prime Music対象曲:LOVE LETTERSAmazon

オシャレにKiss me / 岩崎良美

1983年リリースのシングル曲。歌い出しから心をつかまれる。思いのほか突き抜けなかったがお姉さんに負けず劣らず良いシンガー。埋もれた名曲が多い。

おしゃれにKiss me

おしゃれにKiss me

  • provided courtesy of iTunes

 Prime Music対象曲:おしゃれにKiss meAmazon

ラッキィ・リップス / 早見優

1983年のシングル曲。「夏」のイメージが強い人だがわりと秋向けの曲も歌っている。どこまでコピーでどこから商品名なのかよくわからない「恋コロン髪にもコロンヘアコロンシャンプー」のCMソング。当時小学生だった私のド定番愛用シャンプーであった。なつかしい。

ラッキィ・リップス

ラッキィ・リップス

  • provided courtesy of iTunes

 Prime Music対象曲:ラッキィ・リップスAmazon

彼女とTIP ON DUO / 今井美樹

1988年リリースのシングル。当時、資生堂の秋のキャンペーンソングだったせいか、秋が来ると思い出す曲。

彼女とTIP ON DUO

彼女とTIP ON DUO

  • provided courtesy of iTunes

 Prime Music対象曲:彼女とTIP ON DUOAmazon

旅の宿 / よしだたくろう吉田拓郎

1972年リリースのシングル曲。ほんのり昭和の色気が漂う。シングルバージョンとアルバムバージョンがある。(個人的にはギターの弾き語りスタイルの後者が好み)

 Prime Music対象曲:旅の宿 (アルバム・バージョン)Amazon

ルビーの指輪 / 寺尾聰

1981年リリースの超大ヒットシングル。第23回日本レコート大賞受賞曲。
晩秋、トレンチコートのイメージ。歌詞がすてき。

ルビーの指環 1981

ルビーの指環 1981

  • 寺尾 聰
  • ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

あの日にかえりたい / 荒井由実

1975年リリースのシングル曲。ノスタルジック。セピア色の風景。

あの日にかえりたい

あの日にかえりたい

  • provided courtesy of iTunes

 

愛されたいの / 松田聖子

1982年発表のシングル「野ばらのエチュード」のB面曲。ほんのりファンタジックなメロディ展開がツボにはまる。 こんなに春夏秋冬どの季節の曲でも違和感なくさらりと歌いこなせる人もめずらしい気が。

愛されたいの

愛されたいの

  • 松田 聖子
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 Prime Music対象曲:愛されたいのAmazon

蒼夜曲(セレナーデ)/ 尾崎亜美

1980年リリースのシングル曲。「一年だけ待つ女」の歌。さびしくてとてもいい。バージョンが複数あり聴くのに迷う。秋の夜に。

蒼夜曲(セレナーデ)

蒼夜曲(セレナーデ)

  • provided courtesy of iTunes

 Prine Music対象曲:蒼夜曲(セレナーデ)Amazon

砂の街 / 玉置浩二

1993年のアルバム「あこがれ」収録曲。木枯らしに枯葉が舞い散るイメージ。限りなく冬に近づいた、あまり天気のよくない寒々しい秋の日に聴きたくなる。

砂の街

砂の街

  • 玉置 浩二
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

Goodbye Day / 来生たかお

秋といえばこの方は忘れてはいけなかった。まさしく真打ちといっても過言ではないと言えましょう。1981年リリースのシングル。アルバム「Sparkle」にも収録。郷ひろみ他多数のアーティストがカバー。ノスタルジックの極み!

Goodbye Day

Goodbye Day

  • provided courtesy of iTunes

 

「翔ぶが如く 三」司馬遼太郎

第三巻。語られるのは「征韓論」をめぐって開かれる明治6年10月の廟議から、明治7年初頭の警視庁創立、岩倉具視の暗殺未遂事件あたりまで。前巻、最後の最後で西郷を裏切り、征韓派から非征韓派にまわっていた板垣(と副島)でしたが、その後どうなるかと思いきや、案外しれっと征韓派に戻っていたのでずっこけそうになりました。
前半は比較的読みやすく感じられましたが、中盤ぐらいから、司馬先生お得意の雑談、挿話が多くなる印象で、読み進むには少々難儀しました。
全巻読破まであと7巻・・・。道のりは長い・・・。

以下、征韓論争のくだりを中心にざっとまとめ

明治6年10月14日、いよいよ廟議が開かれた。出席者は太政大臣・三条、右大臣・岩倉の他、参議8名(西郷、副島、大久保、大木、江藤、板垣、大隈、後藤 ※以上年齢順、本の記載どおり)。木戸は病気を理由に欠席。会議では西郷と大久保が朝鮮派遣の是非をめぐって大議論を交わすが、決着がつかず議事は翌15日に持ち越されることになる。西郷は「自身の意見が認められなければ職を辞す」と発言。これを受け、板垣、副島の両名が「もし辞職するならば我々もそれに続く」と内々に西郷に申し出るが「いらぬ誤解を招きかねない」と固辞される。さらに西郷は、言うべきことは言ったので明日の会議には出ないと宣言する。

15日、第2回目廟議。木戸および西郷欠席。会議では名うての論客である江藤を筆頭に板垣、副島ら征韓派の面々が強硬に西郷支持の論説を展開。これに大久保が一歩もひかず冷やかな態度で応戦した。しかし、前日の会議で西郷が辞職をちらつかせたことで、西郷の背後勢力の暴発を恐れた三条と岩倉が、大久保との約束(「何があっても方針を変えない」)を破り、最終的に西郷の朝鮮派遣を認める決断を下す。
同日夜、伊藤(博文)が岩倉宅を訪問。この期に及んでも伊藤はまだ征韓論阻止の希望を失っていなかった。伊藤は岩倉に、明日は登庁せぬよう進言する。

16日、伊藤、大隈が岩倉邸を訪問。話題は征韓派の江藤の動向についてなど。一方、大久保はこの日、非征韓派の黒田清隆西郷従道(隆盛の弟)の来訪を受けた他、午後は外出し、伊地知正治宅で囲碁打ちに興じるなどして過ごしている。

17日朝、大久保が三条に辞表提出。さらに追い打ちをかけるように岩倉までが辞意を表明した。驚いた三条は急ぎ岩倉を訪ねるが、翻意させることはできなかった。三条は孤立してしまった。
同日午後、再び廟議。すでに辞意を表明している大久保、岩倉の姿はなく、この日出席しているのは西郷をはじめとする征韓派の面々ばかりだった。西郷は三条に対し、渡韓の件についてただちに勅裁を得るよう詰め寄ったが、三条も「せめて一日だけ猶予を」と負けていない。双方相譲らずの状態が続いたが、見かねた後藤が間に入り、ついに西郷が折れることになった。結果、このとき三条に一日猶予を与えてしまったことが皮肉にも後の西郷の運命を決定づけることになる。
夜、岩倉の口車に乗せられた三条は、西郷を自邸に呼び、渡韓を断念するよう再び説得を試みるがあえなく失敗。このことで更に悩みを深くした三条は、極度の心労から翌明け方倒れ、意識不明となる。

18~19日、「三条発病」に際し、元々三条を外しての岩倉体制を考えていた伊藤が、これを好機とばかりに暗躍を開始する。まずは岩倉に自らの構想を伝え承諾を得た伊藤は、「もはや再起不能」と印象づけるために三条の病状をわざと誇大して触れ回った。実際、幕末期から三条と関わりが深かった木戸はこの知らせに大いに驚き、三条公をここまで追い詰めたのはあの無謀な暴論のせいだと征韓論に対する怒りを新たにした。岩倉が出る以上、大久保にも出馬してもらわねばならない。伊藤は木戸から直接説得してもらうことで、大久保を再び表に引き出すことに成功。そこから先は大久保の仕事となった。まずは岩倉の太政大臣代理就任を法的に確定させること、それには天皇を引き出さなければならない。都合が良いことに宮中には薩摩人が多かった。なかに反征韓の立場をとる吉井友実という人物がおり、大久保はこの人脈を巧みに利用した。

20日明治天皇が三条、岩倉両邸を訪問。この日、岩倉に正式に太政大臣代理就任の勅命が下る。

21日朝、西郷、副島から、岩倉に太政大臣代理就任の勅命が下ったことを知らされる。
同日、大久保派最初の作戦会議。出席者は大久保、伊藤の他、西郷従道黒田清隆、そして岩倉の太政大臣代理就任に一役買った宮内大丞の吉井友実
作戦については「もはや閣議を開く必要はなく岩倉の責任において決めてもらう。岩倉が参内して賛成派、反対派の両論を奏上し、そのうえで岩倉自身の意見を述べてもらい、一挙に決着をつける方向にもっていく」とする伊藤の案が採用されることになった。しかし大久保も伊藤も、いざとなればまた岩倉が態度を変えるのではないかと不安を隠さなかった。

22日、副島の提案で岩倉説得のため、征韓派の面々(西郷、副島、江藤、板垣)が岩倉邸に赴く。一団は岩倉に西郷渡韓の件をただちに上奏するよう強くせまったが、岩倉は「国家の滅亡が危惧されることゆえ、渡韓の件と併せて中止案も上奏する。そのうえで聖断を乞う」と切り返した。さらに、いずれの説を主とするのかという問いには「わが説(渡韓中止)だ」と言い切った。西郷たちはなかば脅迫まがいの態度で岩倉に揺さぶりをかけ続けたが、さすがの岩倉も今回ばかりは頑として動かなかった。説得は失敗に終わる。西郷は敗北した。

23日、予定されていた廟議は中止。岩倉、参内し経過を奏上。西郷は東京を去ることにし、この日の朝、家の使用人たちに「向島へ行く。行き先は口外しないように」とだけ言い残すと、わずかな供だけをつれ家を出た。東京を退去することは側近の桐野(利秋)にすら打ち明けなかったが、ただひとり、大久保のみに打ち明けた。西郷はこの日、向島へ向かう途中、暇乞いのため大久保の家を訪れている。「後の事(国事)は頼む」という西郷に、大久保は「お前さんはいつもこうだ」と腹立ちを隠さなかった。結局この日が二人の今生の別れとなった。

その後西郷は27日まで向島の隠れ家に滞在。途中、反征韓派ながら、心の中では西郷に深い恩義を抱き続けていた黒田や、弟の従道らがわざわざ居場所を探しだし会いにやってきたが、二人ともまともに口をきいてもらえず、満足に別れも告げられないままその場を辞去している。
28日、西郷は東京を発った。

その後の主な人物の動向

征韓派の面々
西郷の辞職につづき、板垣、江藤、副島が辞表を出して一斉下野。
岩倉の説得に失敗した際、西郷の言葉の節々に帰国の決意を感じた板垣はつい感傷的になって「私の友情は永久のもの」という意味の言葉を西郷にかけるが、「私は君の助けを借りる希望はもっていない。私のことは忘れてくれていい」とにべもない言葉を返される。「西郷の慢心はここまで至ったか、とこのとき思った」と板垣は終生語った。

桐野利秋
陸軍少尉。西郷辞職の事実を知るや、誰に相談することもなくその日のうちに辞表を提出。その後唐突に妾宅に姿を現したかと思うと有金と形見だけを置いていき、さっそうと東京を離れていった。

篠原国幹
近衛の司令長官。元来政治的な人間ではなく、征韓論争とも直接関わりはなかったが、かつてともに戦火をくぐりぬけたこともある西郷に並々ならぬ思いを持っていた。人品に優れ、まわりからの信望も厚く、よもや篠原が東京を離れることはあるまいと楽観視されていたが、西郷下野にともない突如辞意を表明して周りを驚かせる。黒田が必死に説得するも応じず、ついに大久保が動いて勅命を利用してまで引き留めにかかる事態に発展したが、命に従うことなく姿を消した。西郷の下野は、篠原をはじめとする近衛将校の大量辞職につながり、政府に大打撃を与えることになった。

山縣有朋
陸軍卿。征韓論争に巻き込まれることを嫌ってあえて長い地方出張に出ていたが、帰京するなり今度は西郷下野にともなう薩摩系軍人の大量辞職問題に直面する。しかしこの一大事にもかかわらず、山縣は「(軍人をやめて)文官になりたい」と言い出し、近衛軍の立て直しのことで相談に来ていた木戸を呆れさせた。前々から参議になりたくて仕方がなかった山縣は、征韓派の相次ぐ辞職で思いがけなく空いた参議の席に何とかすべり込もうと、木戸を相手にさまざま小細工を弄しようとするが、逆に木戸の不興を買うことになり、思い通りに事は運ばなかった。

川路利良
警察官僚。かつての大恩人・西郷の下野にもいっさい動じることなく、「郷党のことは私事。国家の仕事をおろそかにすることはできない」と、警察制度確立のため自らの職務に邁進した。いずれ西郷のもとに奔るのではと心配する者には「自分はたとえ郷党の者に刺されようとも、国に帰ることはない」と言い切った。明治7年、警視庁創設にともない初代大警視就任。

三条実美
病状が回復し、西郷下野後再び太政大臣に就任。本人は病弱を理由にたびたび辞職しようとしたが、岩倉と大久保の結託を危惧する木戸がそれを許さなかった。
明治6年暮れ、一部の警察官僚のあいだで起きた「西郷呼び戻し運動」に、持ち前の純真さでもって無邪気に同調する動きを見せ、政府内に再び騒ぎを巻き起こした。

岩倉具視
明治7年1月14日夜、暗殺未遂事件に見舞われる。この事件をきっかけに、元々川路のもとで創設の準備が進められていた「警視庁」が大急ぎで発足することになった。明治16年没。死の間際には「西郷さんをあのとき朝鮮に行かせておけばよかった」と後悔めいたことをもらしたこともあった。

(#19「翔ぶが如く(三)」(司馬遼太郎)finish reading 2018/10/17 )

「カラマーゾフの兄弟(下)」ドストエフスキー

前の巻を読み終わってからしばらく間を空けてしまったが、数日前から再び読み始めてとりあえずなんとか最後まで読み切った。正直疲れた。脳天から湯気が出そう。とりあえず一二度読んだぐらいでは、いやおそらく何度読んだとしても、私のかぼちゃ頭では到底この小説のすべてを理解することはできまい。少なくともどんな物語なのかだけは把握することはできた(人に聞かれても大まかなあらすじだったら説明できる・・・たぶん・・・)ので、それだけでも今回の収穫とすることとしよう。宗教観や思想云々という話になるととても太刀打ちできないが、筋だけ追ってく分には思っていたよりはとっつきやすく、ミステリのようでおもしろい本だった。ロシア文学は長くて難しいと勝手に決めつけていたが(たしかにそのとおりだったが)食わず嫌いは損をする。
それにしてもロシア人のつくりだすものというのは、どうしてこうもバカすごいものが多いのだろう。文学にしても、音楽にしても、彼らがつくりだすものには、なにか独特の底知れないパワーとバイタリティーを秘めてるものが多い気がする。その源泉となるものはいったい何なのか?やはりあの壮大でつねに憂愁をたたえてるような風土に関係するのだろうか、それともウォッカか、はたまたキャビアピロシキか・・・。ごめんなさい。脳疲労です。
備忘録的に読んだ巻のまとめをずっと書いてきたのだが、今はちょっと気力がでない。最後の最後で息切れする私の悪いくせ。とりいそぎ今のところは読書記録のみつけておくことにしようと思う。

(#18「カラマーゾフの兄弟(下)」(ドストエフスキー)finish reading 2018/10/9 )

樹木希林さんのドキュメンタリー

先日録画しておいたNHK樹木希林さんのドキュメンタリーをようやく見た。
淡々とした内容だったけれども、バラエティなどで見せていたユーモアたっぷりの毒舌ぶりとはまた違う「おっかない樹木希林」の一面も垣間見れて、なかなか貴重な番組を見たように思った。とにかくものづくり対する姿勢が半端なく厳しい。映画などへのこだわりはもちろろんだが、それはドキュメンタリーであっても変わらない。密着取材の取材対象者でありながらけして受け身でいることはなく、どうすれば作品がおもしろくなるかを第一に考えているようだった。

一年にもわたる長期密着取材を任されたのは、かつてドラマ制作が縁で知り合ったという若手ディレクター。これまで誰にも密着取材を許可したことがないという樹木さんが彼には自分を撮ることをOKしたというのだから、よほど樹木さんの信頼を勝ち得ていた人なのだろう。彼はなんと大女優自らが運転する車で日々送迎までしてもらい、映画の撮影現場にくっついていってカメラを回すことを許される。他の同業者からすればおそらく垂涎ものの取材環境である。しかし取材人としてはちょっと心もとなさそうな感じの彼は、半年たってもなかなか樹木さんのふところに入り込んでいくことができない。やがて番組の行く末を心配しはじめた樹木さんは、ただ自分の横でカメラを回すだけの彼に、何が面白くて私を撮っているのかといらだちを見せるようになる。樹木希林という人はただしゃべったり動いたりしているだけで十分面白い人だ。彼にしてもおそらくそう感じていて、だからこそただカメラを回し続けるようなかたちになってしまっていたのかもしれないが、いざ正面を切って樹木さんに「私のどこに興味があるの?」と迫られると、陳腐な言葉しか出てこず、樹木さんにうまく思いを伝えられない。ハラハラするような時が流れる。しかしそれでも彼は愚直に樹木さんを追い続ける。

この番組を見る少し前に、TBSの安住アナと樹木さんが共演しているバラエティを見た。二人のゆかいなやりとりがある種名物になっていた番組だったが、場づくりの能力に天才的に長けている安住アナは、樹木さんがさりげなく仕掛けてくる面白ネタのヒントをぽんぽんキャッチし、会話を盛り上げ、自然と番組が面白くなる方向にもっていく。そういった意味では、今回のディレクターは安住アナとはまるで真逆な感じの人である。彼と思うように会話がはずんでいかないことに樹木さんがとまどいを見せるシーンもあったが、それでも端的にいえば、樹木さんは彼のことを人間的に好いていたのだろうと思う。でなければ「これを番組の肝にしては」と、もはや手の施しようがないほどにがんが全身に広がった自分のPET画像を彼に差し出したりはしなかったろう。けしてあからさまに甘やかしたりはしないが、つかず離れず彼を見守り、最後まで共に番組づくりに向き合っていく。それは一度引き受けた仕事は最後までやりぬくという仕事人としての矜持によるものであったかもしれないが、なんとかこの若いテレビマンをもう一皮むけさしてやりたいという、親心にも似た気持ちによるものだったようにも見える。樹木希林さんの厳しくとも温かい姿が心に残った。

取材の終盤、彼は自分が樹木希林の何を撮りたかったのかを、自身が一年かけて撮り続けてきた樹木さんの映像を本人に見せることで伝えようとする。相変わらず淡々とした映像だが、それでも樹木さんはその編集された映像の一つ一つを満足そうに眺め、最後に「まあこうして見ると材料としてはただ撮っててもおもしろい人間ではあるよね」と言う。彼がいちばん樹木さんから引き出したかったことばだったかもしれない。彼の思いは伝わったようだ。微笑ましいシーンだった。

そういえば番組で樹木さんは、ものすごくしゃれた車に乗っていた。トヨタのオリジンという車らしい。これまでも住まいや私服のセンスの良さに驚かされていたが、車の趣味もさすがであった。そのくせ「これ、びわの葉の湿布なのよ」と、ガバガバにガムテープを巻いた足を見せ、まわりを笑いの渦にまいたりする。そういえば安住アナとの番組でも、全身ばっちりおしゃれしているとおもいきや、足元を見たらマジックで無造作に「内田」と書いた、田舎の中学生みたいな白いスニーカーを履いているから大笑いしてしまった。これしかなくて仕方なく履いてきたみたいなことを言っていた気がするが、今思えばああいう靴をわざわざ履いてくるのも、視聴者を喜ばせようとする樹木さんならではの遊び心だったのかもしれない。

テレビの向こうにも身近にも「いなくなられたら困る人」というのがいる。そういう人がまた一人いなくなってしまった。とても残念だ。