消灯時間です

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今日のアドリブ 気ままに書きます

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最近の読みちらかし

 

杏のふむふむ

杏のふむふむ (ちくま文庫)


おそらく自分からは手にとってなかった本だと思うが、たまたま貸してくれる人がいたので読んでみた。出会い」をテーマにした本らしい。仕事やプライベートで知り合った様々な人々との交流がみずみずしいタッチで綴られている。気取りのない文章で好感がもてる。それにしても多趣味な人だ。読書家で歴史好きというのは知っていたが、他にも、登山、陶芸・・・、野球なんかもこなしてしまう(子供の頃リトルリーガーだったらしい)。紛れもなくオタクに違いないのだが、8等身美人のとってもチャーミングなオタクだ。うらやましい限り。

杏(著)
発行元/年:筑摩書房/2015

 

女帝 小池百合子

女帝 小池百合子 (文春文庫)


救世主か?"怪物”か?――
本の帯にあったキャッチコピーだが、本書を読む限りではまぎれもなく後者のようだ。それも想像以上の。YURIKO怖い。むろん多少の脚色はあるのだろう。本の内容だけをまるまる鵜呑みにするつもりもないのだがしかし、以前、実際に彼女に会ったことがあるという人からその人となりについてを直に聞いたことがあり、そのときの話を思い返してみると・・・まあ概ね真実のような・・・( ̄▽ ̄;)。おっかないのでこのへんにしておく。

 

 

ふたりの異邦人

ふたりの異邦人 久保田早紀*久米小百合 自伝 (フォレストブックス) (Forest・Books)


名曲『異邦人』で一世を風靡した歌手、久保田早紀(現・久米小百合)さんの自伝本。まさか「久保田早紀」の本を読める日が来るなんてー。現在はクリスチャンシンガーとして再び音楽の世界で活躍中の久米さんだが、一時は完全に表舞台から姿を消し、カムバックを望むなど夢のまた夢だろうと思っていた時期もあったので、なんだかとても感慨深いものがあった。前半は幼少の頃から歌手としてデビューするまでの歩みがかなり詳しく、後半は主に信仰のことが語られる。良い本を出していただきありがとうございます。

 
久米小百合(著)
発行元/年:いのちのことば社/2019
amazonでの取扱いは現在中古本のみ

 

前世への冒険 ― ルネサンスの天才彫刻家を追って

前世への冒険 ルネサンスの天才彫刻家を追って (知恵の森文庫)


前出の「杏のふむふむ」で紹介されていた本。ものすごく面白そうだったので早速取り寄せて読んでみた。人の前世が見えるという女性に「あなたの前世はルネサンス期に活躍したイタリアの青年彫刻家」と言われた著者が、その信憑性を確かめるためイタリアへと旅立つ。最初は懐疑的。しかし見えない何かに誘われるように次第に調査にのめりこんでいく。現地でガイド役を担ってくれる日本人画家西山さんの存在が頼もしい。著者と西山さんの絶妙タッグで次々と謎に迫っていくさまはまるで名探偵コンビのドラマを見ているよう。フィレンツェに行きたくなった。

 
森下典子(著)
発行元/年:光文社(知恵の森文庫)/2006