横浜プチさんぽ【2020春の大岡川】

得体の知れない感染症の流行という未曾有の事態が続く中、自他共に認めるビビりな私は、ここ一か月近く、必要以上の外出は極力避けるようにして暮らしてきたのだが、長引く巣ごもり生活でさすがに体が鈍ってきてしまった。そこで、桜開花の報に合わせて、運動不足解消とお花見を兼ね、横浜は大岡川のほとりへ久々にウォーキングに出かけることにした。

てか、まだ花、全然咲いてねえし。( ;∀;)

東京はすでに満開のようだが、横浜はまだまだこれからの様子。お隣同士でもずいぶんと開花状況が違うものだ。

それでも少し歩を進めたところで、ようやくちらほらと桜が。
「一週間早かったかなあ」と、同行した夫。しかし、時々刻々と状況が変わる今日この頃。一週間先は今以上に気軽に外出できなくなっているかもしれない。（案の定、この数日後に外出自粛要請が出た）

例年ならこの時期、屋台がずらりと並んで賑わっているこの界隈も、桜まつりの中止で今年はひっそり閑。

人様の食べ物を狙う海鳥たちも今年は実入りが少ないのか、どこか寂しげ。が、このあと、この近くで唯一、お花見ピクニックを敢行していた若者グループのもとを、同じく腹を空かせていたらしいハトの大群らとともに急襲。若者たち、軽く大変なことになっていた（汗）

しばらく行くと、突如目の前に満開のスポットが。

同じ川沿いでも開花のタイミングがこうも違うものかと調べてみたら、一足先に満開になっていたのは「ジンダイアケボノ」という品種の桜だった。ソメイヨシノの後継種らしい。
大岡川沿いは、徐々に古木を伐採し、ソメイヨシノからこの次世代の桜、ジンダイアケボノに植え替えを進めているようだ。

ここは例年なら、お花見のクルーズ船が折り返していく、それなりに活気のある光景が見られる地点なのだが、今年は船もいないし、人影もまばら。

うららかだけどものさびしい春。

元の日常が戻るのはいつの日か。


歩いた日：2020年３月下旬
天気：晴れ　
歩行距離：約７キロ