消灯時間です

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ねじねじと終活

最近気になったニュースというか、見出しを見てつい笑ってしまったのは、「中尾彬、妻にねじねじを捨てられる」だった。

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なんでも終活の一環で、トレードマークのねじねじストールを志乃夫人にごっそり処分されてしまったらしいのだが、その数が200本というからすごい。だけどそれでもまだあと200本もねじねじが残ってるというのだから、さすがは芸能人と思わずにはいられなかった。うちに400本もあるものといったら、爪楊枝か買いだめしてある綿棒ぐらいしか思い浮かばない。

それにしてもこのご夫婦は、年を重ねるたびにいい雰囲気になっている印象だ。ひところの中尾彬池波志乃といえば、いずれも私のなかでは「顔と雰囲気がコワい芸能人」の筆頭格だった。子どもの頃、このお二人が出ているドラマなんかをうっかり見てしまうと、見てはいけないものを見てしまった気がして、ひとり胸をざわつかせていた。特に、目が合えば石にされそうな中尾彬の眼力は、夢に出てきそうなぐらい怖かった。むろんそのころは、彼らがよもや夫婦だとはつゆほども知らなかったが、後にその事実を知ったときには、これほどパンチの効いた夫婦もあろうかと個人的にはなかなかの衝撃だった。年を経て私の感性が変わっただけかもしれないが、現在のお二人はすっかりカドがとれた印象で、いまや私の中では、最恐の夫婦から、言ってみればお手本にさせていただきたいぐらいの理想のご夫婦になっている。

私ももはや若者といえる年齢ではなくなったし、かといって「しゅうかつしてます」というとまだ「終活」よりは「就活」と捉えられそうな気がしなくもない中途半端な年代だが、それでも人生の先行きというものをぼんやりと考えるようになった。夫妻はこのたび「終活夫婦」という本を上梓したらしい。一介の市井人である私なんぞは持ってるものもステイタスも、セレブリティである中尾&池波夫妻にははるか遠く及ばないが、後学のためにも、そろそろこの手の書物にも触れて、終活の入り江ぐらいには立っとこうかなと思う今日このごろなのだった。

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