消灯時間です

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今日のアドリブ 気ままに書きます

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ほぼ東海道を歩く旅②【品川~川崎(箱根駅伝ルート)】

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変則休みで仕事をする夫は、今週はうれしい二連休。
しかし、初日から半日ゴルフと忙しい。私はといえば、主の居ぬ間にたまった家事をこなすなどしてのんびり過ごしていたら、昼過ぎ、外にいる夫から電話が。
「あと30分で帰るから。出かける支度しといてね」
これから「品川ー川崎」間を歩きにいくという。
・・・・・・。まじかいな。

旅人:俺様(夫)
同行&記録係:私

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まじだった・・・。
しかも寄り道が過ぎて品川駅に着いた頃には、すでに時計は午後の4時をまわっており

旧東海道を進むことも考えたが、時間も時間だということで、俺様の判断でこの日は第一京浜を歩いて(箱根駅伝ルート)川崎方面に向かうことに。

さらに、とつぜんヘンな時間に猛烈な空腹におそわれる私。
考えたら、朝昼兼用の食事を一食とったきりだった。
腹が減ってはなんとやら。ただでさえ遅いスタートにもかかわらず、開始早々、道すがらのコーヒーショップで空腹を満たすという、余裕しゃくしゃくの行動に走ってしまったおかげで

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まだ品川も抜けきらぬというのにすでに17時。
空はかろうじてまだ明るいが、着実に宵はせまっている。

第一京浜(国道15号)を京急本線の高架線沿いに、ひたすら川﨑方面を目指して南下する。マンションやビル、ロードサイド型の飲食店が立ち並ぶ、典型的な都市部の幹線道路だ。いたって単調な風景が続くばかりだが、大井競馬場付近まで来たあたりに、かの有名な鈴ヶ森の刑場跡があった。しかしあたりはだいぶ薄暗くなり、なんとなく前を通るのもおっかない気がしたので、反対側の通りから小さな茂みに覆われた外観だけを遠目に拝ませていただくことにし、そのまま通過することにする。

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17時40分頃、大森海岸の磐井神社付近に到達。ものの30~40分ですっかり日が暮れてしまった。

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昔の街道沿いだけあって、通りには古い神社や史跡などが点在する。ただ、歩道脇にひっそりと残る昔の古井戸(磐井の井戸という場所だったらしい)などは、暗がりの中で見るとさすがにちと不気味である。くわえて、ゴミの集積場かと思ったら人が寝そべっていらっしゃったりと、南下するにつれ、しだいにディープな側面を見せ始める日没後の東海道
そんなこともあってか、しだいに暗闇にビビりだす俺様(笑)
ゴルフで疲れてもいることでしょうから、今日のところは無理せず帰りましょうぜ。

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しかし、ビビる姿を私にからかわれたのがくやしかったらしい俺様は、がぜん元気を取り戻し、川﨑を目指して再び力強く歩き出した!
18時30分、京急蒲田駅前を通過。いよいよ、東京の端っこに入ってきた。

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19時すぎ、六郷橋に到達。いよいよ多摩川(六郷川)をわたる。

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目の前にひろがる川﨑の夜景。川崎といえば工場夜景が有名だが、ここから眺める街の灯もなかなか悪くない。道中の緊張と疲れが一気に癒されていくような感じだ。

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俺様とお伴の私のかなり行き当たりばったりな東海道ゆるゆる旅もいよいよ神奈川県へ。

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六郷橋を降りて、駅前の繁華街に向かって道なりに進んできたところに、旧東海道が開けていた。歩道が石畳で舗装され、いかにも旧街道っぽい雰囲気になっている。

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旅のしめは俺様の希望でこちらで。19時30分、今日のウォ―キング終了。お疲れさまでした。

当初の予定では、今回は「品川~鶴見」を歩く予定だった。しかし、連休を利用して、もう少し長い行程を歩くことを思い立ったらしい俺様は、さっそく明日、川崎から横浜方面に向けて挑戦しようという。少し前まで暗闇にビビっていたのがウソのように晴れやかな表情の俺様。夫の近年まれにみるスゴいやる気にビビる私。
明日、お天気になるといいね。

【今回の旅のメモ】
〇ルート:品川(東京)~川﨑(神奈川)
〇実施日:2018年2月中旬(天気:晴 気温9℃)
〇歩行距離:約12キロ
〇所用時間:約3時間30分(休憩含む)
〇HP消耗度:★★☆☆☆(心地よい疲れ級)
〇使ったお金:6,500円/人ぐらい(すしざんまいで不覚の散財)

〇感じたこと 山の手から下町へと、街の移り変わりを肌で感じ取れるコースです。都心を離れ、基本、都民の生活の場所となるようなエリアを進んでいくかたちになるため、夕方の時間帯は家路を急ぐ人々の、特に、自転車の往来が激しく、歩道が狭い場所では多少神経を使いました。この区間を歩くならやはり日中。現在の東海道第一京浜)のみを歩くのはどうしても単調な行程になるため、品川界隈の旧東海道の散策や史跡めぐりなどをまじえながら、のんびり川﨑をめざすのが好ましいといえましょう。

〇きょうの教訓:「徒歩旅は明るいうちのほうが良い」