消灯時間です

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ほぼ東海道を歩く旅⑤【茅ヶ崎~大磯/茅ヶ崎~藤沢】

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前回の旅から約2週間。再び東海道歩きの日がめぐってきた。
この日は趣向を変え、変則的な歩き方をしてみようという夫。まだ歩いていない藤沢ー茅ヶ崎間をすっ飛ばして、先ずは茅ヶ崎から大磯まで歩く。その後、茅ヶ崎に戻ってきて、茅ヶ崎から藤沢を歩くんだという。
はいはい、いかようにでも。おまかせしますですよ。

旅人:俺様(夫)
同行&記録係:私 

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午前10時20分、茅ヶ崎駅を出発する。
すっかり春の陽気である。

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駅前の通りを抜け、東海道へ。
歩く。歩く。時折ものすごい勢いで向かってくる暴走ママチャリの脅威にさらされながらもひたすら歩く。

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街並みはきれいに整備されているし、人や車の往来もひっきりなしにあってそれなりに活気もある。けど、なんだろう。どうにもこうにも道がおもしろくないんである。あまりに退屈すぎて、血迷って電話ボックスを撮影す。

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そうこうしているうちに平塚市に入る。茅ヶ崎駅を出発してからおよそ40分後のことであった。 

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ほどなくして相模川に架かる馬入橋(ばにゅうばし)へ。
この橋が開放的でとってもいい。ここまでの倦怠感を吹き飛ばしてくれるかのような気持ちよさがある。歩いてきたかいがあったとこの日はじめて思う。

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橋の上から相模川を眺める。なかなかの大河である。

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川を越え、しばらく行ったところで東海道の史跡を発見。「馬入一里塚」とのこと。

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午前11時30分、平塚の中心街に入る。初めて訪れたが、地方の中枢都市を訪れたような雰囲気がある。明るい感じのする街だ。

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中心街を抜けると、街の雰囲気はとたんにのんびり感を増してくる。
道すがらにひっそり東海道の史跡。(平塚宿東組問屋場跡)

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さらには京方見附の跡・・・だけど、こちらはどうやらモニュメントの裏側だった模様・・・。
そして遠くにお椀をひっくり返したようなこんもりとしたユニークなかたちの山が見えてきた。広重の浮世絵にも描かれている、高麗山(こまやま)である。

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京方見附を過ぎると、すぐその先はもう大磯町であった。

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思えば周りの風景もかなりのどかになった。ずいぶん遠くまで来てしまったような気持ちになる。日本橋を出発したのが遠い昔のことのようだ。

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大磯駅の近くまでやってきたところで、俺様に誘導されるがまま今日のお昼の場所へ。鉄板焼きのお店である。私ははじめてのお店だったけれど、リーズナブルでとってもおいしい。そして何といってもホスピタリティがある。実は、俺様が今日あえて変則的な行程にしたのは、お昼時に合わせて、このお店に私を連れてきたかったかららしい。二年に一回ぐらいかっこいいことをする。

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さて、お腹も満足すぎるくらい満足したところで、いったん大磯の町に別れを告げ、電車で再び茅ヶ崎へ向かう。


前半戦は約10キロ。大磯では旧道があったのにまたまた入りそびれていた。
化粧坂(けわいざか)」の交差点から右手に延びていた道がそうだったのね。どうりで時代劇っぽい名前の坂だと思ったのよ・・・。今回の反省点でございます。

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気を取り直して、午後1時40分、再び茅ヶ崎へ。東海道を今度は先ほどとは反対の藤沢方面に向かう。
同じ東海道でも、平塚方面の道とはまた一味違った趣がある。

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見どころは松。

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松並木のみ。きれいだけど、さすがに飽きてきた・・・。

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道の途中に東海道関連のモニュメント。「牡丹餅立場跡」とのこと。
江戸の時代にはここにぼたもちのおいしい茶屋があったらしいのだが、現代はお茶で一服できそうなお店は付近に見当たらない。残念だが先を急ぐことにする。

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松並木以外に見どころという見どころもないまま、藤沢市へ。
私は知った。身体的な疲労に勝る「退屈」という名の敵の存在を!
そんな不満ブーブーの私とは違い、一切の不平も言わず、ひたすら淡々と歩を進める俺様。さすが男の中の男(自称)である。

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通り沿いにきれいな花が咲いていた。ちょっぴり気が紛れる。

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しばらく国道1号線を歩いてきたが、「四ツ谷」の交差点で旧道(県道44号線)へ入る。が、相変わらず地味な道のりがつづく。

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しばらく行くと、メルシャンワインの工場が現れた。

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あそこに全部ワインが詰まってるんだろうか・・・?と思ったらなんだか急にのどが渇いてきた。試飲でもしてみたい気持ちになるが、残念ながら一般公開はしていない模様。

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ほどなくして、見覚えのある街並みが現れた。藤沢宿界隈である。

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午後3時20分、藤沢本町の駅に到着。この日の旅はこれにて終了。
それにしてもせっかく湘南エリアと呼ばれる辺りを歩きながら、全く海を見ていないという・・・。おそらく最も海辺に近いであろうところを歩いたはずの大磯でも、思いおこせば海を目にすることはなかった。ある意味すごいことだと思いながら家路につく。お疲れさまでした。

【今回の旅のメモ】
〇ルート:茅ヶ崎(神奈川)~大磯(神奈川)/茅ヶ崎(神奈川)~藤沢(神奈川)
〇実施日:2018年3月中旬(天気:晴 気温17℃)
〇歩行距離:約17.3キロ
〇所用時間:約5時間(休憩含む)
〇HP消耗度:★★★☆☆(退屈に負けた級)
〇使ったお金:2,500円/人ぐらい(昼食代+交通費+その他)

〇感じたこと:道はどこもよく整備されており歩きやすいエリアです。しかし東海道だけにこだわると飽きて泣きを見ないとも限りません。たまにはそれて寄り道を楽しむのが好ましいルートといえましょう。

〇きょうの教訓:「湘南はやっぱり海だと思う」